ナルト叙事詩とかのぶろぐ

ナルト叙事詩の紹介を中心に、興味のある神話や伝承について自分の勉強も兼ねて徒然にまとめることを目的にしたブログです。趣味の範囲なので更新は不定期になります。

タラの息子達

厳しい冬が来たとき、ナルトの村の牛や馬達は飢えた。旅をしてきたウリュズメクに聞くと、海沿いのタラの息子らが守る土地ならば草木生えて豊かな土地だという。しかしタラの息子らは強力で、一人目から家畜を守られたとしても、二人目からは守ることはでき…

10.ウリュズメクとカラン・クアック

ウリュズメクは遠征に赴いたとき、小屋の前に宴の準備ができているのを見つけた。ウリュズメクがシャシリクに祈りを捧げると、シャシリクは男性の姿に変わり、ウリュズメクを自分の家に招待した。男性は宴の中で彼はビガーと名乗り、ワステュルジの甥である…

9.サタナはウリュズメクといかにして結婚したか

サタナは数年で大きくなり、村の中の誰よりも美しい少女に育った。 彼女は自分の夫にふさわしいのは誰かを考えた。だが、異父兄弟のウリュズメク以上にふさわしいと思える男性はいなかった。 その頃、ウリュズメクはアレガテ家のエルダという美女を妻に迎え…

8.サタナの誕生

ワーハグやゼラセは程なくして死ぬ。 ゼラセはウリュズメクとヘミュツの二人に、自分は恐ろしいものに狙われているので、死後墓を三日守る様にと言った。 ウリュズメクが初日と二日目を守ったが、自分が信用されていないのでないかと腹を立てたヘミュツに三…

7.ウリュズメクとヘミュツはいかにして祖父を見つけたか

ウリュズメクとヘミュツは成長して弓の名手になる。 悪戯好きのヘミュツは少女クルダバシュに弓を射掛けて水瓶を壊し、矢で服を裂いた。彼女は「私に強さを見せつけるなんて簡単なことよ。本当に強いと言うなら年老いて野に去り死んだはずの貴方達の祖父ワー…

6.ウリュズメクとヘミュツの誕生

ゼラセはエクセルテグの子を身篭っていた。 彼女の母は「ナルトの国に行きなさい。彼らは自分の村で生まれたものしか自分たちの仲間であると承認しません」といい、ゼラセを送り出した。 彼女は行く先々でナルトの国の場所を聞いた。それ以外は口を開かなか…

5.エクセルとエクセルテグの死

しばらくあと、海の上で彼を待つ兄のことが気がかりになり、エクセルテグはゼラセを連れて海の上に戻る。 エクセルテグは食事の狩りのために席を外したが、ゼラセは先にそっくりな顔をしたエクセルに出会い触れようとする。エクセルは彼女が弟の妻だと察し、…

4.美しきゼラセ

海の中に入ると、エクセルテグはドンビュッテルの屋敷にたどり着いた。 中にはドンビュッテルの美しき子どもたちがいたが、暗い顔をしている。 聞くと娘の一人が果樹園で矢を撃たれて半死半生だという。彼らはそれを憎み、犯人は互いに殺し合えばいいと呪っ…

3.ナルトの果樹園

父ワーハグの指示で、エクセルとエクセルテグはナルトの果樹園のリンゴの木を防衛する。どこからともなくその黄金のリンゴを奪って食べるものがいるという。 二人が見張っていると、鳥が現れてりんごを奪った。エクセルテグは矢を放ち、羽が落ちた。 二人は…

2.エクセルの剣

エクセルとエクセルテグはある日旅に出た。 道は三方向に分かれており、その分岐路の石の下にそれぞれの鏃をおいて、「二手に別れよう。帰るときは鏃を見て兄弟がまだいるかどうか確かめよう」といった。 エクセルテグは一年後元の場所に戻ったが、まだ矢は…

1.エクセルとエクセルテグの誕生

ナルトの長老の一人であるワーハグの元に双子の兄弟が生まれた。 精霊クレタルゴンやドンビュッテルなどに祝福され、兄をエクセル(勇敢な)、弟をエクセルテグ(もっと勇敢な)と名付ける。 二人はみるみるうちに成長し、すぐに大人になった。 メモ、兄より…

ナルト叙事詩についての雑記

急な質問だが。 「神話といえば何か」と聞かれて、まず出てくるものはなんだろうか。 ギリシャ神話?絵や彫刻とかのイメージだろうか。詳しい人はヘラクレスとか個別の英雄の名前も語るかもしれない。 日本神話?馴染み深く、神社でお祈りしたことのない人は…