7.ウリュズメクとヘミュツはいかにして祖父を見つけたか
ウリュズメクとヘミュツは成長して弓の名手になる。
悪戯好きのヘミュツは少女クルダバシュに弓を射掛けて水瓶を壊し、矢で服を裂いた。彼女は「私に強さを見せつけるなんて簡単なことよ。本当に強いと言うなら年老いて野に去り死んだはずの貴方達の祖父ワーハグを見つけてきなさい」と言って、二人を怒らせた。
若い二人は長老達の会議に顔を出し、ワーハグの居場所を聞く。
二人がワーハグの居場所を聞き出し訪れると、祖父は息子達が蘇ったのかと驚いた。二人は祖父を連れて帰ると、祖父の家をきれいにした。
ワーハグは息子の妻であったゼラセを見て、自分の妻として引き取った。
参考:参考書籍によると、オセチア人は未亡人をその親族の未婚の男が妻として迎え入れるとある。