ナルト叙事詩とかのぶろぐ

ナルト叙事詩の紹介を中心に、興味のある神話や伝承について自分の勉強も兼ねて徒然にまとめることを目的にしたブログです。趣味の範囲なので更新は不定期になります。

10.ウリュズメクとカラン・クアック

ウリュズメクは遠征に赴いたとき、小屋の前に宴の準備ができているのを見つけた。ウリュズメクがシャシリクに祈りを捧げると、シャシリクは男性の姿に変わり、ウリュズメクを自分の家に招待した。男性は宴の中で彼はビガーと名乗り、ワステュルジの甥であると言った。またビガーの父親はカラン・クアックに殺されたのだと言った。

カラン・クアックは人間の血を飲む怪物で、その鞭は叩いたものを好きな姿に変えることができる。名前は「飽くなき強欲」という意味で、食べれば食べるほど空腹になるという。父親は墓石に変えられ、自分は食べ物に変えられ、まさに食べられる寸前であなたの祈りに助けられたのだ、とビガーは語る。

ウリュズメクはその話を聞いたあと、カラン・クアックの寝床にこっそり近づき、ムチを奪ったあと彼を起こした。カラン・クアックは自分のムチで殴られて老いたヤギに変わり、逃げたところを狼に捕まえられた。

ビガーの父親は人間の姿に戻り、喜んだ一家は、ナルトのサタナとウリュズメクの家で宴に呼ばれた。